あいみょんの初めての大阪城ホール公演を見に行く

1「SIX SENSS STORY」ツアー 最後のライブ

2020年1月12日、13日と二日連続で、大阪城ホールで公演されたあいみょんのライブを娘と見に行くこととなった。

わたしが、あいみょんを知ったのは、2018年の春頃からで、君はロックを聞かない」が最初に聞いた曲だった。その男性目線の粋な歌詞と、セクシーな声が耳にこびりついて、一挙にファンになってしまった。2018年夏、「マリーゴールド」を初めて聴いた時も、この曲は確実に大ヒットするだろうと予想していた。

さて、大阪城ホールにつくとそこは若い女性ファンの熱気であふれていた。圧倒的に女性ファンが多いと思う。あいみょんの飾らないかわいい性格や、女性の色気を売り物にしない「男前さ」が女性から好かれる理由だろう。もちろん、男性ファンもたくさんいる。おそらく、7対3くらいと推定する。それと、わたしを含めて親子連れも結構たくさんいて、ファンの年齢層は広いなと感じた。いまや、誰からも愛されるあいみょんである。

2 ライブの情景と構成

オープニングは、子供っぽい行進曲のような滑り出し、「ら、のはなし」からだった。そして「今夜このまま」「ふたりの世界」「愛を伝えたいだとか」「真夏の夜の匂いがする」と続き、次第にテンションが上がっていく。そして、ギター一本の弾き語り、「生きていたんだよな」これはドラマティックで言葉の歯切れもよく、旨すぎて思わず泣ける。さらに「恋をしたから」で切々と女の恋心を歌い上げる。これは「天才歌姫」だと心で叫んだ。

さらに終盤に向けてロック調の歌で盛り上げていく。そして「夢追いベンガル」「貴方解剖純愛歌」で最高潮に達する。その前の「ジェニファー」も秀逸だったな。

「マリーゴールド」でみんなを虜(とりこ)にしたあと、君はロックを聞かない」を観客と大合唱した。

締めは、「GOOD NIGHT BABY」

「ホンマ完璧な構成だったよ、あいみょん。」

3 楽しかったエピソード、スピッツのこと。

あいみょんのトークも非常に面白かった。大阪城ホールでライブをすることがずっと夢だったが、やっと叶えられたことを喜んでいた。

実は、2016年の夏、スピッツの「ロックロックこんにちは」を見に来ていたらしい。あいみょんはこのとき、大阪城ホールの入り口近くで弾き語りをしてから、会場に入ったという。そして、「自分がなぜここに呼ばれないんだろう」と悔しがったらしい。ある意味当たり前のことなのだが、あいみょんには「いつかわたしも」の自信があったのかもしれない。

そして、なんとこのときの悔しさから必死で書き下ろした曲が、君はロックを聞かない」だったという。

そういえば、あいみょんの「おっぱい」というタイトル曲も、スピッツも書いている。どちらも名曲だと思う。いずれにしても、あいみょんにとって、スピッツは「憧れの神様」だったのだろう。

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