あいみょんを初めて観る
1 「そこから奏でまSHOW」を見に行く
久しぶりにロックコンサートを観に行った。「そこから奏でまSHOW」(Zep Nammba)は3回目で、今回の出演者は、奥田民生、山崎まさよし、岡崎体育、あいみょん、YO-KINGの5組だった。
もちろん、わたしの興味は あいみょん にあった。一人につき3曲か4曲しか歌わないので、少し物足りなかったが、あいみょんの魅力は十分伝わってきた。彼女の存在感とオーラはかなり強烈だ。
まず、声が野太くてセクシーなこと、高音のシャウトもいい。新曲の「真夏の夜の匂いがする」「恋をしたから」最後が「マリーゴールド」だった。
2 真夏の夜の匂いがする
「真夏の夜の匂いがする」は、真夏の妖艶な湿気と熱気がムンムンしており、乗りのいい曲だ。あいみょんの高音のシャウトにしびれる。
♪真夏の夜の匂いがする
♪偉そうに睨む魔物がいる
♪有耶無耶な地図に騙される
♪迷子の迷子の子猫になる
♪ああ気づけばほら
♪踊らされる クセになってる
♪抜け出せない
♪天国か地獄か
♪分からない道を行こう
♪振り切って進んで行こう
♪簡単じゃないからハマっていくんだろう
♪恋も金もこの人生も
これは、もうメチャ大人で老成した境地の詩である。
3 恋をしたから
「恋をしたから」は、バラードである。激しいリズムから一転して、女の子らしい恋心を切々と歌い上げる。これは泣けてきた。
♪恋をしたから 空が綺麗と思えた
♪恋をしたから 明日が大好きだった
♪恋をしたから 貴方を知れた
♪当たり前なんてものはなく
♪いつか失うものもあるわけで
♪その上で貴方をみつけたこと
♪運命に感じていたよ
♪恋をしたから 空が寂しく思えた
♪恋をしたから 明日が少し怖かった
♪恋をしたから 恋をしたから
恋をした嬉しさと、同時に失うかもしれない不安と寂しさを歌う。恋愛の持つ二面性、不安定さを歌わせたら、あいみょんの右に出る者はいないだろう。
4 マリーゴールド
最後は「マリーゴールド」だった。昨年の8月に発売されたのだが、わたしは、この歌を発売以前から聴き込んでいて、これはあいみょんの代表作、大ヒット作になるのではと、直感していた。「カラオケランキング」では、長い間、Lemonに次いで2番を維持している。
メロディ、リズム、歌詞も最高で、あいみょんの歌い方も本当に魅力的である。
一番好きなのはサビの部分である。
♪麦わらのーぉ 帽子のきーみが
♪揺れたマリーゴールドに似ーぃてる
ブレスの取り方が絶妙な曲である。
次回は、あいみょん得意の恋愛の二面性を歌った曲についてお話ししたいと思います。