米大統領選、トランプ(切り札)は切られるのか? 1
本当に下らない芝居を見せられた
今回の大統領選の結果「トランプが勝つか?バイデンが勝つか?」の答えは最初からあまりに明白なので、票を数える必要もなかったくらいだ。
遡って2016年度の大統領選の時、マスコミはヒラリー候補が確実に当選すると予測していたし、わたしも恐らくそうなるだろうと思っていた。しかし、いざ蓋を開けてみると、得票数ではヒラリーが勝っていたにもかかわらず、選挙人数でトランプがヒラリーを引き離し、トランプが大統領となった。
これには世界中が驚き、わたしも驚いた。そのビックリマークがどれほど巨大であったかは、日経平均先物オプション価格の暴騰が証明している。最初プットが大暴騰した後、コールが大暴騰した。確か150倍くらいに跳ね上がったことを記憶している。100万円の投資で1億5000万円の金持ちになれたわけだ。もちろんわたしにそんな度胸はなかった(笑)。
しかしながら、今回は全く違う。バイデン候補はヒラリーと比べると、魅力がなく、印象がとても薄いと感じるのはわたしだけではない。その証拠に、バイデンが演説をしても聴衆はまばらだが、トランプが演説するとすぐに数万人が集まる。ネット上で発信しても、バイデンは5,000人程度のアクセスだが、トランプは500万人アクセスと1,000倍もの差がある。つまりバイデンは大統領候補としては、その人気においてトランプに圧倒的な差をつけられており、あまりにお粗末な器であった。
したがって、勝敗は戦う前から決まっていたのである。
ところが、いざ開票してみると、結果はバイデンが当選したことになっていた。かれは11月5日に早々と勝利宣言をして次期大統領を名乗った。わたしは、正直、2016年の大統領選のときより驚いた。それはあり得ない話だと思ったからだ。
しかも、得票数が8000万票を超え、歴代大統領で一番となった。ちなみにトランプも7000万票を超えておりこれも記録的である。しかし、バイデンがそれを超えて8000万票を獲得するとは悪い冗談でしかない。昔と人口が違うにしても、まるでバイデンが、ワシントンやリンカーンやケネディにも匹敵する大大統領とでも言わんばかりの得票率ではないか?
これは脈絡のない不条理なオチであり、シネマであれば入場料を観客に返還しなければならないだろう。バイデン陣営は、本当に下らない芝居を演じてくれたものだ。
世界中の人々は、大統領選の嘘を見抜いている。それなのに、アメリカも日本のマスコミも、嘘だけを報道し続けている。違法に選ばれたバイデンをどこまでも担いでいく。マスコミだけではない。一部の共和党議員も民主党議員も州知事も州務長官も州最高裁判事も連邦最高裁判事も、この偽物の神輿を担いでいく。どこまで担いでいくのだろうか?そのうち崖から落っこちるのだろう。アメリカ合衆国がこんな大芝居を打つとは思ってもみなかった。高みの見物と行きたいところだが、そうはいかない。事態は深刻なのである。アメリカ合衆国の未来はわれわれ日本の未来でもある。自由と民主主義の未来がこんな茶番劇でけがされてはならない。
ニューヨーク、リバティ島に聳える自由の女神が掲げる火を消してはいけないのだ。