米大統領選、トランプ(切り札)は切られるのか? 3
1 司法も警察も機能していない
誰がみても明らかな選挙不正には、本来、警察が介入すべきではないのか?たとえば、偽の票の持ち込みなど、監視カメラが撮影したビデオで顔も身分も住所も割れているのに、なぜ警察はかれらを逮捕できないのか?また脅迫や暴力も頻繁に行われているようだが、脅迫者が逮捕されたという話も聞かない。それとも、アメリカは、司法も警察も機能しない無法地帯となっているのか?もし脅迫や暴力が激しく市民の生命が危険に晒されているとき、警察が機能しないのなら、米軍の発動による鎮圧もありえる。そうしないと市民の命を守れないからだ。
さらに憲法すら踏みにじられようとしている。今回の連邦最高裁の判事たちの採決には幻滅した。代表的な例として、テキサス州がジョージア州など含む、いわゆる激戦州に対して、今回の投票のやり方が憲法違反であることを訴えたとき、連邦最高裁はテキサス州が、当事者資格がないとして訴えを棄却した。過去に前例があるにもかかわらず、受理しようともしなかった。これなど、憲法に従って正しい選挙を行ったテキサス州が、不正の起きやすい状況下で行われた他の州の選挙結果と同じ扱いをされては困るのは当然である。つまり、各州の勝敗は、即、選挙人の数を決定し、その集計数によって大統領が決まるというアメリカの選挙制度ではごく当然の訴えであろう。当事者能力がないのは一体どちらなのだろうか?憲法と法律の番人たる連邦最高裁は一体なにをしているのか?トランプ大統領の言うう通り、彼らには知恵も勇気もないのか?
このほかにも、選挙不正にかかる訴訟はたくさん起こっているが、これらに対しても、かれらは、責任回避の「だんまり」をいつまで続けるつもりだろうか?
2 トランプ(切り札)は切られるのか?
トランプは高潔な人だから、憲法に則って、最高裁や州議会などに、その結果を問い正そうしている。しかしながら、司法や議員の中にも裏切り者(敵)は多く、不正が正されるとは限らない。トランプに残された時間はわずかである。1月6日の上下院合同会議が基本的にラストチャンスであろう。そこで勝てなければ、トランプは切り札を切るしかないだろう。
トランプ大統領の切り札は3枚ある。一つは、 2018年に選挙に関する大統領令に署名している。つまり、米国大統領選に海外勢力が干渉または介入した時は、大統領令を敷き、軍事介入によって、海外勢力を排除するために彼らを摘発し、軍事裁判によって彼らを刑務所に送り込むことができるのだ。この対象者には彼らに協力した米国内のマスコミの人間も含まれるという。
この大統領令以外にも戒厳令、反乱令などがある。いずれにしても、国家を転覆しクーデターを起こそうとする勢力が登場してくれば、これを退治するのは国家として当たり前のことであろう。アメリカの歴史においても戒厳令や反乱令は50回くらい発動されているらしい。国が乗っ取られてからでは時はすでに遅い。
大統領選挙に米軍を使うのは憲法違反であるという憲法学者もいるようだが、本末転倒である。国家が外国勢力の選挙介入によって滅亡の危機に瀕しているときに平和的な方法では間に合わない。相手は、詐欺、脅迫、暴力、暴動、殺人なんでもありである。トランプ大統領は決断を迫られている。