朝日新聞「世論調査」の奇々怪々

1 選挙結果は民意である。

朝日新聞は今回の衆議院選挙の結果を受けて、電話による世論調査を実施した(2017.10/24)

その調査結果は、以下の通りであった。

  1. 与党(自公)2/3は多すぎる51%>ちょうど良い32%
  2. 安倍氏の進める政策に期待29%<不安54%
  3. 自民大勝の理由として安倍氏の政策を評価する26%<そうは思わない65%
  4. 内閣支持率45%>不支持率39%
  5. 安倍首相の今後の政策に期待する29%<不安が大きい54%

ざっとこんなところだが、私に言わせれば、これらはすべて愚問である。なぜなら選挙結果が民意のすべてを表しているからで、その為の選挙であろう。質問そのものが実に滑稽である。

「自公で2/3が多すぎるかどうかって?」(なんと悪意に満ちた誘導尋問)

「安倍政権に期待するかどうかって?」(ナンセンス極まれり)

「自民党を支持するかしないかって?」(これ最大の愚問)

こんな国民を愚弄した質問はないだろう。国民は自民党政権に期待し、かつ、安倍首相を支持したからこそ、投票したのである。

朝日新聞の世論調査の結果は、朝日が望む「空想と幻想の産物」である。選挙の結果は、朝日の怪しい電話調査とは比べられないくらい信ぴょう性が高い。選挙では、有権者の50%以上のサンプル数が集まる。朝日新聞のサンプル数の4万倍はあるだろう。しかも、すべてが有効な事実である。電話調査では、その母集団や質問の仕方によって、結果は大いに変わるから、有効かどうか分からない。

そもそも何のための選挙なのか?選挙とは、「民意を問う」ためのものではないのか?

「朝日さん、もういい加減に、見苦しい悪あがきはやめときなはれ。」 と、言いたい。

2 投票用紙の記載は、なぜ鉛筆なのか?

今回、投票して思ったのだが、なぜ投票所には鉛筆しか置いていないのだろう?鉛筆だと簡単に消して書き直せるから、ボールペンに変えるべきではないか。わたしはボールペンを持っているから、それで書くというと、係の人は「鉛筆で記入してください」という。まぜ鉛筆でないといけないのか、意味が分からない。これから、期日前投票が多くなって来れば、余計にボールペンにしなくてはならないだろう。選挙関係者の中には不正を行う不届きものがいないという保証はない。役所任せではなく、市民が相互牽制のもとに厳重にチェックしなければいけないだろう。また、用紙の配布から回収までの枚数管理、票の集積と計算過程も公開し、市民団体から監査を受けるべきである。人為的に反対票を破棄する不届きものも現れないとは限らないからである。

朝日新聞の世論調査ではないが、意図的な不正、改ざんが行われる可能性を前提にして、市民は用心して対処しなくてはならないと思う。

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